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第十話「客間女中」
(なんだってこんなところに……?)
幼いころに屋敷の女中たちの尻を追いかけて、ここまでついて来て、大層困った顔をされて以来、なるべく近づかないようにしていた。
「申し訳ございません。このような場所にご案内してしまい。しばしここでお待ちを」
女中長はそう言って、女中たちが使う共同便所の中へと入って行く。
入り口からそっと室内を覗き込むと、洗面台に向かって背を丸めてたたずむ金髪の客間女中の後ろ姿が見えた。
客間女中には屋敷を訪れる客人の取り次ぎ係という役割があり、屋敷の表側に出る機会が多いこともあって、他の女中より服装が華やかである。
黒いスカートの裾からは白いレースのフリンジが顔を覗かせており、細かい刺繡飾りの施された白いエプロンが両肩を覆い包んでいる。
そこでウィルは、様子がおかしいことに気がついた。
金髪の女中の華奢な両肩は縮められ、女中服の黒い布地の脇には白い手袋が挟まれている。腹を押さえているらしい。
結い上げられた金髪の後ろ髪の、汗で湿ったうなじには後れ毛が張り付いていた。
「フローラ、具合はいかがかしら?」
トリスが声をかけると、金髪の女中はビクッと肩を震わせた。
客間女中フローラは、いかにも貞淑な乙女といった感じの、少しだけウェーブのかかった長い金髪に青い目をした十八歳の女中で、その清楚な美貌には、おっとりとした人当たりの良い笑みがたたえられているイメージがある。
背はウィルと同じか少し高いくらい。胸は大きすぎず小さすぎず、ほどよくふくらみ、腰まわりはやや細いかなと感じさせる――つまりとてもプロポーションが良い。
そのフローラの身体がゆっくりとこちらに向けられた。
「……トリスさま。もうちょっとこうしていたら楽になると思います。お客さまですか? う……」
フローラは色白の顔を青くして、ひどくつらそうに下腹を押さえていた。
顔の横から垂らした巻き毛が濡れ、ほつれた金髪が数筋、白い横顔に張りついている。
いつも愛想の良い曲線を描く金色の眉も、いまは苦しそうに歪んでいた。
(どうしちゃったのかな……)
ウィルは心配そうに様子を見守る。
「ウィル坊ちゃまにお茶出しを頼めるかしら?」
(えっ、ぼくに?)
急に名前が挙がって驚いた。
接客はフローラの仕事だが、ウィルへのお茶出しは、トリスや直属の部下である蒸留室女中が行うことも多い。
何かを期待する視線を向ける金髪の女中に、
「蒸留室の子たちには、いま別な仕事をお願いしているの」
トリスはそう告げた。
「はい。分かりました」
フローラとしてはそう返事をするしかない。
客間女中は金色の細眉を苦しげに歪め、便所から出た。そして刺繡飾りの華やかな白いエプロンで彩られた肩を丸め、重そうな足取りで茶葉のある蒸留室へ向かっていく。
フローラの後ろ姿が見えなくなった頃合で女中長はウィルのほうに振り向いた。
「あなたたちは、どこかで時間を潰してらっしゃい――」
すると、
「「はい。トリスさま」」
「うわ!」
唱和するような声が後ろから聞こえ、少年は飛び上がった。
一体いつからそこにいたのだろう。
柱の陰に隠れていたウィルの、そのさらに背後に、年少の皿洗い女中を除けば屋敷で一番小柄な双子が気配を殺して立っていた。
蒸留室女中のリサ・サリである。このどちらがどちらか見分けがつかないほど瓜二つな双子は、三年ほど前に屋敷に連れてこられた。遠い東方の出身で奴隷市場で売られていたという。つまり伯爵家の所有物である。
耳にかかる程度の黒髪のショートで、結構可愛い顔立ちをしているように思うのだが、前髪だけは目許が隠れるほど長く、目の表情がさっぱり読めない。前髪を上げたら見分けがつくのではと思うのだが、二人はそれだけはと首を振って拒むのだ。
仕方がないので、リサ・サリと呼びかけるようになった。
ウィルのほうを向くと前髪の下の頬をわずかに赤く染め――東洋的な仕草なのだろうか、はにかみながら並んでお辞儀して、左右別々の方向に散って行った。
「二人そろってるの久しぶりに見た……」
リサ・サリは、茶の管理や菓子作りなどを担当しており、蒸留室女中という名前のとおり、蒸留装置を使って薔薇香水を抽出したりもする。だが、同じ仕事をしているはずなのに、不思議と一緒に見かけることがない。
「あとで、あの双子にも会ってやってください」
ウィルは少し首を傾げながら頷いた。なにか用事があるのだろうか。
「それでフローラは大丈夫なの? ずいぶん顔色が悪かったけど」
女中長がなぜフローラに頼んだのか分からないが、いまは少々タイミングが悪いように思う。
「あんまり大丈夫ではありませんね。こんな具合ですから」
トリスは腰をかがめ、洗面台の近くにある膝くらいの高さのブリキの缶に指を伸ばす。
缶にはところどころ赤茶色い錆がこびりついていた。蓋の摘まみを持ち上げたとき、ぬちゃあっと音がした。
怪訝な表情を浮かべながら近づいて覗き込むと、そこには赤黒いものの付着した大量の綿布が積み上がっているのが見えた。
「うっ」
次の瞬間、ウィルは両手で鼻を押さえながら、思わず後ろによろける。
(く、くさッ。な、なにこの臭い?……)
いままで嗅いだことのない猛烈な悪臭が、ウィルの鼻をついていた。青乾酪に腐った血でも混ぜたような……。
さきほど調理場で胃袋を刺激されていたこともあり、そのギャップに本気で吐き気を覚え、よろめきながら便所の壁に身体をぶつけた。
すると缶から覗く、一番上の布に張り付いた赤黒いゼリー状の塊が、グロテスクに揺れた気がする。
そこでようやく、女性の使用済みの生理用品が山積みになっているのだと思い至った。一番上ということは、おそらくフローラの――
ウィルはこれまで女中に対し、紅茶やお菓子、髪から漂う微かな柑橘系の香り、お陽さまの匂いのするエプロンといった気持ちの良いイメージばかりを思い描いていた。
生理現象なのだから仕方がないにしろ、女のべつの一面を見せつけられた格好である。
奴隷市場の臭いも強烈だったが、あれはひらけた空間に臭いが拡散していくので、それなりに慣れるのだ。
一方、生理用品の悪臭は、清潔なお屋敷の一角に凝縮しているせいか慣れられそうにない。
「すみません。女の生理とはこういうものなんです。わたしたちは慣れていますが、殿方にはきついものがありましたね」
ようやくトリスが蓋を閉めてくれた。
「女の生理の周期から、だいたい四人に一人は生理中ということになります。うちには四十人から女中がおりますので、いつも十人くらい生理中ということになりますね。毎日だれかしら顔色を悪くしておりますよ」
ウィルはしみじみ女性は大変だと思った。そんな少年に、
「体調を崩して気弱になっているところを狙えば、女なんてすぐに懐きますよ。フローラが部屋に来たら、せいぜい優しくしてあげてください」
マルク家の女中長は、人の悪い笑みを向けてきたのである。
‡
自室に戻りソファーに腰をかけて待っていると扉がノックされた。
開かれたドアの向こうに見える客間女中の服装は華やかで、黒いお仕着せの前を覆う白いエプロンの縁だけでなく、手袋まで刺繡飾りで彩られている。
「お茶を持って参りました」
白いポットとカップを載せた銀のトレイを持って、こちらに歩み寄ってくるフローラの足取りはどこか覚束ない。
自覚のない夢遊病者のように、黒いスカートの裾から覗く白いレースのフリンジが不安定に揺れていた。
接客を担当する金髪の女中は、ふらつきながら低いテーブルの上にお盆を置くと、いつものように赤い絨毯に片膝を突く。
黒地のスカートの裾から白い靴下が顔を覗かせ、上品な色香を醸し出していた。
カップに注がれた紅茶の香りが、部屋の空気に彩りを添える。
「ありがとう」
ウィルの言葉に、金髪の客間女中は軽く微笑みかけてきた。
だが、その頰は引き攣っている。金髪がほつれて数筋、額に張りついていた。
客間女中の襟元のリボン飾りは日によって色が違い、ウィルの目を楽しませてくれるのだが、いま汗を吸った白いリボンに締め付けられた華奢な首回りは、いかにも苦しげである。
フローラがお茶を置いたタイミングを見計らい、ウィルはさっと女中の額に指を伸ばした。
(つらそうだなあ……)
少年は腰を上げ、脂汗の滲む女中の額にすっと手を伸ばす。
「……えっ? ウ、ウィル坊ちゃん、なにを……」
手のひらに体温の高さを感じとり、ウィルは思わず眉を寄せた。
「うーん、ちょっと熱があるね」
中腰の姿勢のまま固まった客間女中を、少年は本気で心配している。
「今日はもう仕事を休んでいいから」
フローラの碧眼をじっと見下ろしながら、静かにそう言い渡した。
「え? あ、あの、わたし……、トリスさまにお仕事を仰せつかって、ええっと……」
これまでに令息は、使用人の仕事の割り振りにまで口を挟んだことがない。客間女中は、命令を処理する優先順位に困っているように見えた。
「伯爵が王都にいる間、屋敷の責任者はぼく」
そう大見得を切った。
実際問題、ウィルにそこまでの責任能力が認められているとは思えない。なにかあったときに王都の父親から叱責されるのは女中長の方かもしれない。
ウィルは、戸惑うフローラの左右の肩にそっと手を置くと、
「きゃっ!?」
そのまま腕を伸ばし、後ろに突き飛ばした。
金髪の客間女中は白い長靴下に包まれた足をもつれさせるように、対面の一人掛けのソファーに仰向けに倒れ込む。
女中が座るには少々似つかわしくない、革張りの豪華なソファーに沈み込んだまま、フローラの瞳孔は思い切り開いていた。
伯爵家の令息は動揺を露わにするフローラをそのままに、暖炉の上にある呼び鈴を手に取った。
それを三度鳴らす。女中長を呼ぶときのやり方である。
それでようやくフローラの時間が動き出したようで、背後に立つウィルを泣きそうな顔になって見上げてきた。
「……び、びっくりしたぁ! 驚かさないでくださいよォ。もう……」
どうやら歳若い屋敷の令息の悪戯だと判断したらしい。
金髪の女中は汗の滲む眉を寄せ、弱った息を吐きながら、よろよろと身体を起こそうとする。
主人の許しなく椅子に腰を掛けるわけにはいかない――そんな屋敷の表側で働く客間女中としての習性が染み着いているようだ。
「そのまま座ってて」
「あっ」
両肩に後ろから手を載せるだけで、すとんとフローラのスカートの膝が折れた。
金髪の女中は再びソファーに身体を深く沈みこませることになる。
「ウ、ウィル坊ちゃん……?」
襟元に指を伸ばし、華奢な鎖骨の起伏を小指に感じながら、首元を締めつける白いリボンの留め具を外してやる。
すると――苦しかったのだろう、フローラは唇を開き、すうっと大きく息を吸い込んだ。
「体調悪いときは、無理しちゃダメだよ」
客間女中の金髪に指を差し入れ、白い女中帽を抜き取る。
「う……、す、すみません。では、お言葉に甘えて少しだけ……」
フローラは瞼を閉じ、ウィルの見守るなか、ぐったりと身体の力を抜いた。
やがて、コンコンと部屋の入り口からノックの音が聞こえてきて、薬箱を提げ持った女中長が姿を見せる。
「いかがなさいましたか?」
トリスはわざとらしくそう訊ね、ぐったりとソファーに身体を横たえる金髪の女のほうに近づいてきた。
フローラは、長身の女の気配にようやく気がつくと、
「ん……? え! あ、その、こ、これは……」
金色の睫毛をぱっちりと見開いて動転し、あわててソファーから立ち上がろうとする。
そんなフローラを落ち着かせるように、ウィルは女の両肩に手のひらを被せ、
「フローラの調子が悪い。休ませて」
決定事項を知らせる口調で、淡々とトリスに告げた。
少年は歳若くとも伯爵家の血を引いている。その気になれば、命令することに慣れた人間の声を発することもできた。
呆気にとられたように見上げてくるフローラの視線を感じる。
(そういえば、こんなふうに使用人に接したことは、なかったかもなあ)
屋敷の令息は、使用人たちの働く階下の世界になじみすぎていて、気安さの裏返しでどこか軽んじられている面もあったのかもしれない。
「わたしの管理が甘うございました。申し訳ありません。ご主人さまの仰せのとおりにいたします」
女中長の反応によほど仰天したのか、ウィルの手のひらの下でフローラの華奢な肩が跳ねた。
あの厳格な女中長が長身を縮こまらせ、頭を下げているではないか。呼び方まで『ウィル坊ちゃま』から『ご主人さま』へと変わっており、ウィルに対する抜き身の忠誠を感じさせる言葉の響きがあった。
「フローラ。ご主人さまから、今日はもう休んでもいいと許可が出たのですよ?」
トリスは聞き分けが悪いとばかりに、そう言った。
「――す、すみません。休ませてもらいます。では……」
女中帽を被り直し、立ち上がろうとしたフローラの膝は、がくがくと揺れている。いったん気を抜いたら足元のこらえが利かなくなったらしい。
「きゃっ!」
案の定、バランスを崩した。
「おっと!」
ウィルは腰の後ろを支えてやる。
「あ、ああ……。す、すみません!」
女はあわてて身体を起こそうとするが、もう腰が抜けてしまって、うまく力が入らないようだ。
少年は、思い切って、客間女中の細い身体を横抱きにしてやった。
「あっ……あの……」
年下の少年に華奢な身体を抱き上げられ、女は茫然とウィルの顔を見上げている。
そしてフローラを抱えたまま、ベッドのほうへと歩み出す。胸や尻の丸みのわりに、女の身体はそれほど重いとは感じなかった。
少年は、自身が使っている天蓋付きベッドの上に、フローラの身体を静かに横たえる。
「夜までここで休んでていいからね。そうしなさい」
やや慣れない口調で優しく命令すると、
「そんな、恐れ多い!」
礼儀作法を厳しく叩き込まれた下級地主出身の客間女中は、条件反射的に金髪を左右に振る。
そこにトリスが口を挟んだ。
「ご好意には素直に甘えなさい。かえって非礼ですよ」
「は、はい」
それでようやくフローラは、ベッドの上でおそるおそる身体の力を抜く。
(ちぇっ、ぼくが言っても聞かないのに、トリスの言うことには素直に従うんだよね……)
少年は優しい笑みを浮かべながら、その実、心のなかで唇を尖らせていた。
ようやくリラックスしてきたのかフローラは、顔の横のシーツに手のひらを沈ませ、
「あ、わあ、すごい。ベッドがふかふか。わあぁ……」
嬉しそうにつぶやき、肌触りの良さそうな布地の垂れ下がる天蓋をきょろきょろと見回していた。
マルク家の女中は待遇が良いことで有名で、下働きの女にも綿の布団が与えられるが、さすがに主人筋の使うような豪奢なベッドで眠ることはない。
「こんな待遇が当然であるなんて勘違いはしないこと、いいですね?」
そう釘を刺しながら、女中長は銀のトレイを枕元近くのサイドテーブルの上に置く。
「わ、分かりました。あ、それは……」
トレイの上には、長い飲み口のついた銀色の水差しや茶色い薬瓶が並んでいた。
「生理痛薬を調合してあげますから、少しお待ちなさい」
女中長は銀色の細長いスプーンをつかむと、茶色い瓶に入っている粉を手早くすくい取り、薄い小麦ペーストの上に落とす。それを慣れた手つきで小さく丸めた。
「ああ! ありがとうございます……」
フローラは、心底助かるといった感じの安堵の表情を浮かべていた。
女中長の手際が、老婆の知恵袋のような家庭医療とは根本からして違うということは、見ているウィルにも分かる。
怪我をしたり、体調を崩した屋敷の使用人への応急手当ては、女中長の必須のスキルの一つと言えるが、こんなふうに医者顔負けの医療知識を誇る女中長など、トリス以外にはいないだろう。
「女中を甘やかすと仰ったのは、ご主人さまですから。さ、どうぞ」
薬の包みと水差しが屋敷の令息の手に渡された。
ウィルは、女の横たわるベッドの枕元近くに腰を下ろし、薬の小片を摘み上げる。
「はい、あーんして」
「な、なんだか恥ずかしいですね」
世話を焼かれるいつもと立場が逆で、金髪の客間女中は近づいてくるウィルの指を不思議なものでも見るように見上げている。
(なんか楽しいな)
フローラは品よく整った唇を上下に開いた。漏れ出す女の熱い吐息に妙にそそられる。
女の湿った舌の上に薬の包みを載せたあと、銀色の水差しの先端を唇に含ませる。すると、金髪の女中はぎゅっと目をつぶり、華奢な白い喉がこくりと鳴った。
「まるでお姫さまになったみたいです」
フローラは鼻の先を掛け布団で隠し、貴婦人に見えなくもない上品な顔をぽっと赤らめる。
「ま、どうせ体調悪いときだけだよ。元気になったら、またガンガン働いてもらうからね」
伯爵家の令息の言葉に、客間女中はくすくすと笑った。
「さ、お眠り」
そう言って、金色の眉頭の少し上のあたりを、ゆっくりと撫でてやる。小さいときに、トリスによくこうしてもらった覚えがあるのだ。
最初はくすぐったそうに金色の眉を震わせていたが、やがて慣れたのかフローラは為されるがままになった。
「ウィルお坊ちゃまの指って長くて綺麗。まだお小さいのに男の人って感じがします……」
「む。お小さいは余計だよ。背だってフローラに追いついたというのに……たぶん」
ここまでしてあげているというのに、なんたる言い草か。意地になって、しばらくフローラの眉間のあたりを執拗に撫で続けていると、金色の柳眉が一層安らいだ。
そのまま、すとんと落ちるように、すうっと寝息を立てはじめた。
「あれれ……。本当に寝ちゃった」
まさかこんなに簡単に寝入るとは思っていなかった。
「ええ。眠剤も混ぜましたから」
トリスは本当に何気ないほどさらっと言ってのける。
藪医者がよく使うような阿片チンキを混ぜないだけマシかもしれない。そう思うことにした。
それよりも自身のベッドで寝息を立てる、容姿の整った客間女中を見ていると、腰のあたりが疼いてきてしまうほうが問題であろう。
「もう何時間かは起きませんよ。ちょっと味見してみませんか?」
トリスは、令息の内心を見透かしたような提案をしてきたのだ。
◇ 屋敷の女性一覧 ◇
女中長 1人 (トリス◎)
蒸留室女中 2人 (リサ・サリ)
洗濯女中 6人
料理人 1人 (リッタ)
調理女中 4人 (マイヤ)
皿洗い女中 2人
酪農女中 3人
客間女中 1人 (フローラ)
家政女中 12人
雑役女中 8人
側付き女中 1人 (ソフィア△)
計41人
お手つき 1人 (済み◎、途中△)
◇ 用語解説 ◇
【客間女中】
屋敷を訪れた客人の接客や給仕をする女中職。屋敷の表側に顔を出すため、エプロンのレース飾りなど他の女中よりも服装が華やかである。
容姿に優れた未婚の女性が就く仕事とされている。裏方的な性格の強い女中職のなかでは例外的に人目に触れるせいか結婚して辞めてしまうことが多い。
第十話「客間女中」へのコメント:
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