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第十九話「女料理人の舌」

「農地の管理が、王都の別邸からマルク領の屋敷へと引き渡されました」

 トリスがそんなことを伝えてきたのは、朝食後、ウィルが紅茶を飲んでいるときだった。
 ――より正確性を期すならば、唇よりも指に神経を集中させていたのだから、トリスの尻を撫でているときと言うべきかもしれない。
 この女中長は座れと言っても、分際というものがありますからと従わない。
 すぐ手の届く場所に、黒い布地に包まれたトリスの形のよい尻が宙に浮かんでいるので、誘惑に負けてついに撫でてしまった。
 女の尻肉は、布越しでも指に吸いつくような感じがした。
 ウィルが執拗に尻の谷間に指を這わせ、ようやくわずかに開いたトリスの唇から漏れ出たのが、先の言葉である。

「――え? 農地の管理?」

 ウィルは女中長の言葉に耳を疑った。それはおおごとである。

「はい。ご存じのとおり、マルク領の農地は、執事から派遣された代官によって管理されてきました」

 おかげでウィルはマルク領にいながら、これまで農地の経営について何も考える必要がなかった。

「遠く離れた王都の別邸から人を派遣して農場を運営するというのは、そもそも効率的ではなかったのです」

 いまの伯爵が王都に定住するようになってから、遠隔で農地を経営しているような状態になっている。
 領地から遠いと、どうしても細かい指示が行き届かなくなる。

「要するにバーターです。こちらで運営に人を割く代わりに、予算の仕切りに配慮していただきました」

 なるほどと納得した。

「王都の別邸の方々は、使用人も含めてだれも農場には行きたがりませんので」

 それもどうかと思う。ウィルは王都に住む父親に若干の不安を抱いた。

「ということは、女中を首にしなくてもすむ?」

 ウィルの質問に、トリスは首を振った。

「いえ、残念ながら――解雇する女中の数を、何人か減らすのがやっとです」
「だろうねえ……」

 全体で二百万ドラクマものコストを削減しなければならない。
 農地の管理責任がこちらに回ってきたからと言って、事態はなにも改善されていない。

「農場経営か――」

 ウィルは、自領の農場を視察に行ったときの様子を思い出す。
 とにかく、だだっ広い。
 柵に囲まれた空間というよりは、ほとんど地平線である。
 農奴たちと、マルク領の領民たちの割合は半々くらい。
 刈り入れ時期になると、毎年、追加で千人ほどの出稼ぎを雇い入れる。
 農奴たちは、長い刃のついた大鎌を手にしている。
 彼らの暮らしぶりは牧歌的である。
 片手で大鎌の一端を掴み、反対の手を振り回すことで、半円状に草を刈り取られていく。
 歌を歌いながら、丸一日それを繰り返す。
 地平線の緑の絨毯を食む蚕のように、ひたすら人海戦術で、緑が刈り取られ、どんどんと藁が積もっていく。
 男も女も陽に灼けて顔を真っ黒にしている。ときおり川で垢だらけの身体を洗い、刈った干し藁の上で眠る。
 そして夜には、石器時代の人類のように野合によって交尾を繰り返す。
 文字通りの土民たちなのだ。
 寄宿舎学校時代の男爵家の悪友などは、夏のあいだは野合に交わって性欲を発散させているそうだ。
 農奴たちの顔は土埃に塗れ、日焼けして真っ黒なので、尻と脚の形だけで、締まりの良さそうな女を選んでいると言っていた。
 夏が来るたびに農場には乳飲み子が増える。季節的に一斉に出産するのは発情期のある動物のようであった。
 猫の子のように誰の子かなんて分かりやしない。
 悪友に至っては、農場の乳飲み子のうちの何人かは確実に自分の子どもだろうなと笑っていた。

「経費の削減はできないかな?」

 ウィルはそう訊ねた。
 農奴たちの純朴な視線を思い出して多少、心が痛まないでもない。

「やめたほうがいいでしょう。万が一、暴動でも起こされたら、手の施しようがなくなります」
「うっ……」

 思わず屋敷から火の手が上がるところを想像してしまった。
 彼らは、純朴な反面、とても動物的でもあるのだ。

「とりあえず経営を任せられる人材を確保せねばなりません」
「えっ? ギュンガスではダメ?」

 ちょうど手の空いているギュンガスに仕事を与えようと思っていたところだった。

「伯爵家の経営の根幹を任せるわけですから、できれば、信用に足る人間を雇ったほうがよいと思います」

 トリスの言葉は手厳しい。
 ウィルもギュンガスが信用に足るかと問われれば、首を振るしかない。

「あの男が、あんな土臭い場所で真面目に働くと思いますか?」

 ギュンガスは社交を手伝わせるには適役に思えるが、農地の経営には向いてなさそう――というか全く関心がありそうにない。
 あっさり奴隷商人の主人に見切りをつけ、うまく伯爵家の従者ヴァレットとして潜り込んだくらいなのだ。
 下手なことをすると、足元を掬われかねない。

「できれば経済を専門に学んだことのある人間が良いでしょう」

 たしかに、いつ作物を刈り入れていつ売却するかという判断一つで、入ってくる収入が大きく変動する。
 ときには価格の大暴落に備えて、農作物をあらかじめ空売りしておくといったリスク管理も必要になるだろう。

「でも、そんな人材――すぐには見つからないよね?」

 ウィルはもっともな懸念を述べた。
 寄宿舎学校時代に、経理の道に進んだ貴族家の次男や三男とも知り合ったが、優秀な専門職というものは大貴族に囲われて、中流階層以上の生活を送るものらしい。
 もしそんな人材を強引に引き抜いたら、当然のことながら角が立つ。ついでに言うと、引き抜いてくる金も足りない。

「ムーア子爵家はご存じですよね?」

 トリスがそう言った。

(ムーア子爵家……?)

 どこかで聞いたことのある名前である。
 ウィルは首を捻って、記憶を呼び覚ます。

「ええ。そこの令嬢がですね――」

 トリスはすでに目星をつけていたようである。



 ――昼食の席で、ついに使用人の不満が爆発した。

「食事がどんどん不味くなってるけど、一体どうなってるの!?」

 ウィルが扉を開けたとき、ホールは使用人たちの不満で渦巻いていた。
 使用人たちには先に始めておいてくれと伝えておいたのだ。ウィルは目を白黒させる。
 トリスはというと、仕事が片づかないようでウィルに付き添っていない。
 立ち上がって、不満の声を張り上げていたのは、洗濯ランドリー女中メイドのジュディスであった。
 ジュディスは、二十代の半ば過ぎくらいの大柄な女性で、いまは長いウェーブのかかった栗毛をかきあげながら、眉を顰めていた。
 いかにも姉御肌な雰囲気で、気が強く、気風がいい。背もトリスに次いで高い。ウィルよりも頭半分くらい背が高い。
 女性にしては体格もがっしりとしている上に、胸や腰もトリスの負けず劣らず張っている。
 美人は美人で鼻筋も通っているのだが、無駄に男前で、女軍曹サージェントのような迫力がある。
 ふと自分の座席を見ると、今回はウィルの食事だけはきちんと揃っていたが、周囲の使用人たちの食事は、戦場の兵隊の糧食のような有様である。
 硬そうなパンと、トウモロコシのスープ――
 粗末な食事を提供している貴族のお屋敷もあるが、マルク家ではいままで、きちんとお金をかけたものを使用人に提供していた。
 使用人の士気に関わるのである。
 リッタも調理女中の指導まで気が回らなかったのかもしれない。

「今日ばかしは、オレが手伝いに行ってやれば良かったかもな」

 マイヤがそう呟いた。
 ふと横をみると、リッタが肩を丸め、おどおどとウィルの近くに来ていた。
 金髪の短い髪を伏せて、とても辛そうに、なにかを伝えようとしていた。
 ウィルは、じっとリッタの言葉を待つ。
 だが、そのとき――

「こんな飯をつくっておいて、うちらの何倍ものお給料もらってるのか。ふざけんじゃないよ!」

ジュディスがそう言って、リッタを指差したのであった。
 リッタはたちまち顔面蒼白になり、顔を両手で覆い隠しながら、逃げ帰るようにホールを後にした。
 ジュディスの給料は月に千ドラクマほど。一方のリッタには、四千ドラクマ以上、支払っている。
 ジュディスの言いたくなる気持ちは分からなくもない。
 料理人コックに支払う給料というものは、世間一般の相場からどうしても高額になるものだ。
 ウィルも、なにかを言わないわけにはいかない。

「ジュディス、言い過ぎだよ」

 だが、口を突いたのは、とても当たり障りのない言葉だった。
 赤毛の大柄の体格の女性には、物心つきはじめたころに、よく洗濯場で遊んでもらった。
 結婚してしばらく屋敷を去っていたときは、すごく寂しく感じたものだ。
 この女性にとっては、不幸なことに子宝に恵まれないまま、夫が亡くなってから、数年前に屋敷に出戻って来てしまったのだ。
 一本気で竹を割ったような性格をしている。
 赤毛の眉はいつも強い曲線を描き、大股で歩き、からからと笑う。色気のある肝っ玉母ちゃんのような印象がある。怒っていても赤い唇がなんだか艶めかしいのである。
 そんなウィルの言葉に、ジュディスは、ぎりっと歯を剥いた。
 大きな胸のまえで両手を組み、ブラウンの眉をぴくぴくと歪ませた。

(おお、怖……)

 ジュディスは男勝りで迫力がある。
 だが、屋敷の主人筋としてここで引くわけにはいかない。

「後でリッタに謝ってもらうから」
「なんで、あたしが!?」

 ジュディスが激昂した。
 ジュディスは、そこで、ぐるりと周囲の女中たちを見回した。
 使用人たちの不満を代弁している気持ちがあるのだろう。

「ウィル坊ちゃん。リッタが不味い飯を出したんだ。リッタを責めるのは当然だろうよ」

 ジュディスは、口許に余裕の笑みを湛えて、半ば子どもを諭すようにウィルにそう言ったのだ。
 周囲の女中たちの視線もジュディスに賛同していた。

「リッタを責めるかどうか判断するのは、ぼくの仕事だ。使用人が賄い飯に不満をつけることは許されない」

 即座にウィルは切って返したのだ。
 使用人に舐められてはいけないタイミングであることは分かっていた。
 その思いもよらない毅然とした態度に、ホールに集まった女中たちがウィルをおっという目つきで見直す。

「まあ、リッタと少し話そう。それから対応を考える――」

 ウィルは、このあたりが落としどころだろうと思っていたのだ。
 だが、それでは収まらなかったのがジュディスであった。
 せっかく使用人たちを代表して声をあげたというのに、自分の面子が傷つけられたのだ。
 そして、古株のジュディスはウィルを幼少時代から知っている。
 侮りもあったかもしれない。

「へっ、元はと言えば、ウィル坊ちゃまがマイヤを自分の部屋付きにしたから、こんなことになってるんじゃないかい」

 口を歪めて、そうジュディスが言い始めたのだ。
 急に広がる不穏な空気に、周りの女中たちが不安そうにジュディスのほうを見つめる。
 ソフィアがそっと耳打ちしてきた。

「ウィル、あの女を押さえつけたほうがいいか?」

 それはいかにも慣れた口調だった。判断が早い。
 ぎんろうぞくの村でも、そうやって組織の秩序を維持することは必要だったのだろう。

「ジュディス! そのへんにしておけ!」

 マイヤがそう口を挟んだ。
 この二人は歳が離れているわりに、気安い関係にある。
 
 それで収まるかと思いきや、ジュディスがマイヤのほうをきっと睨みつけたのだ。
 そのとき、ウィルはジュディスが洗濯女中であることを改めて思い出していた。
 この洗濯女中は、破瓜の血で汚れたシーツを洗ったはずである。

「マイヤの具合はそんなに良かったのかい? 坊や。色気づいちゃって」

 ついに――この赤毛の女は足を踏み出してしまったのである。

「ジュディス。自分がなにを言っているか分かっているの?」

 ウィルの声は自分でもびっくりするくらい冷たかった。
 赤毛の女性は一瞬で怯みかけたが、一度、飛び越えてしまったら止められない。

「はん。ウィル坊ちゃまは、トリスがいなくて何かできるのかい?」

 それは使用人としての分を完全に越えた言葉であった。
 あちゃあと、マイヤはおでこを押さえている。これ以上、庇いきれないとばかりに。
 ウィルは、いま、ジュディスを解雇するかどうか判断を迫られていることになる。
 そのとき、ようやくジュディスが自分のやらかしたことに気がついたかのように、

「……あ」

と呟いて、周囲を見回した。だれもジュディスに視線を合わせようとはしない。
 ジュディスは、ウィルと二人で話しているような気分になっていたのだ。
 周囲の存在を完全に忘れていた。
 やらかしてしまったと思っていることは明らかだった。
 赤毛の女は、下腹のあたりを押さえ、ぶるっと身を震わせた。
 使用人たちの視線が、窺うようにウィルに集中する。
 どうしようか。
 ジュディスに解雇を言い渡すのは簡単だ。
 使用人としての分限を越えた女中を首にしても、だれもウィルのことを責めないだろう。
 いずれにしても、主人の面子を潰されたままでいることはできない。
 やがてウィルが口を開いた。

「ジュディス。生理重いの……?」

 赤毛の女は下腹に手を当てた姿勢で、ぽかんとしていた。
 その直後、ホールに爆笑が渦巻いたのだ。
 がやがやとホールが賑やかになって、再び空気が変わった。
 純朴そうなウィルが、屋敷でも強面と思われている古株のジュディスにそう切り返したのだ。
 どの女中も、ほっとしている笑い声だった。
 当人のジュディスでさえ、口元に苦笑を浮かべながら、ずるずると背中で滑るように椅子に着席したのだった。
 だが、横からソフィアが口を挟む。

「良くないな。どんな形であれ、力で押さえつけたほうが良かった」

 さすが銀狼族の腕っ節の男たちを率いてきただけあって、その言葉には説得力があった。



 昼食後、ウィルは、前髪で目許を隠した双子の姉妹に連れられていた。

「ここ、隣の部屋じゃないの?」

 ウィルの言葉に、リサとサリが頷いた。
 そこは衣装室であった。
 屋敷の主人はいまはウィルしかおらず、ウィルも服装に凝るほうではなかったので、この部屋はほとんど使われていない。
 昨晩の行為がまだ尾を引いているらしく、双子の姉妹は、やや、がに股気味にウィルを案内した。
 おもむろに、

「髪は上げたほうがいいですか?」

顔のそっくりの姉妹がそう訊ねてきた。
 わりと真剣な質問だったようだが、手を振ってウィルはぞんざいに返答をする。

「どっちでもいいよ。どうせ、ぼく、もうどっちがどっちか見分けられるし」

 ウィルの返答にリサ・サリは、寒さに震える子リスのように、ひいっと抱き合った。
 部屋に入るとすぐ、サリが扉のところに使用中の札をかけた。
 サリは、こういうところで抜け目がなくて安心する。
 一方、リサのほうが大きなクローゼットの扉を開ける。
 そして、ごそごそと暗いクローゼットの奥から一枚、板を外すと、丸い穴から光が零れた。
 それは、きっと隣の部屋の明かりのはずだ。
 何代前か分からないが、こういう趣向の悪戯を考えついた当主がいたのだろう。

「リサはトロいんですけど、こういうのを見つけるのだけは本当にうまいんです」

 そっとリサが耳元で囁いた。

「ひどーい!」
「しっ」

 ウィルが丸い穴を覗き込むと、そこには椅子に座って俯くリッタの姿が見えた。

「うわっ」

 思ったよりも近かったのでびっくりした。
 すぐ壁のむこうである。

「ね、ねえ。いま、なにか音がした……!」

 金髪の短い髪を振り回して、白い料理人服姿のリッタが怯えるように周囲を見回す。

「気のせいだろ……」

 リッタの席の対面では、男がテーブルの上の紙幣を熱心に数えていた。

「おい。おまえ伯爵家の料理人なんだから、もっと出せるだろ」

 男の息の荒さが壁越しに伝わってくるようであった。

「む、無理よ! わたし、今月もお給料ほとんど渡してるのよ!」

 リッタがそう悲鳴を上げたのだ。
 すると、男は考えこむように俯いた。口許を小狡そうに歪めている。
 男は横を刈り上げた金髪頭で、頭頂部を鶏のトサカのように伸ばしていた。
 出入りの商人といえば、少し小太りで人の良さそうな顔を浮かべているものだ。男の外見はまったくそれに見合わない。

(……こんなの出入りの商人にいるわけないじゃないか……。誰だよ。こんなの中に入れたのは)

 その疑問に答えるように、

「取り次ぎをしていたマイヤさんが異動になってしまいましたので……」

サリがそっと耳打ちをした。
 マイヤを異動させた影響は思ったよりも各方面に現われていた。

「なあ。リッタ。食料品の横流しならできるだろ?」

 唐突にトサカ頭がそう呟いたとき、部屋に重い空気流れた。
 伯爵家ともなると、急な来客用に結構な高級食材を買い溜めしておかないわけにはいかない。
 肉にふりかける胡椒一つとっても、横流しをすれば結構な金額になる。
 料理に使ったと申告して食材の一つや二つ消えていても突き止めようがない。
 料理人のやる横領の定番と言えた。

「そ、それだけは出来ない! わたし、そこまで若様を裏切れない!」

 リッタが悲痛な悲鳴を上げる。

「なあ。伯爵家の若様と、俺のこと、どっちが大切なんだ!」

 トサカ男は、リッタの華奢な腕を捻り上げた。

「痛いッ! やめて!? 乱暴しないで……」

 リッタの料理人服のボタンが弾け、青い下着に包まれた大きな胸が、服の合わせ目から姿を覗かせた。
 厨房は熱いのか、薄着なようである。

「相変わらず、でかいおっぱいしやがって……」

 男は躊躇なくリッタの乳房を鷲づかみにする。

「男が欲しくてたまらないんだろ?」
「ち、違っ……」
「もうふた月くらい、ご無沙汰だもんな……」

 トサカ頭は、身体をよじって逃げようとするリッタの白いズボンを後ろから強引に引きずり下ろす。
 リッタの日に当たらない真っ白なふとももが露わになる。

「おまえは、ひと月に一度は男がいないと耐えられないからな」
「やめて、言わないでぇ!」

 そこでようやくウィルは、はっと、自分が食い入るように覗いていることに気がついた。

(思わず見入ってしまった……)

 双子も、そっと左右からウィルの頬にくっつくようにして穴を覗き込んでいる。

「サリ――お茶をもっていって」

 直ちにサリがこくっと頷いた。

「適当に、邪魔をしてきます」

 それから、ウィルは再び穴のなかを覗き込んだ。
 リッタが二回り、いや、それ以上に体格の大きなトサカ頭になすすべもなく服を剥かれている。

(あ――!)

 いま、唐突に恐ろしいことに思い至った。
 マルク領の屋敷には、男使用人の数が極端に少ない――
 以前は、従僕フットマンも駐在していたが、ウィルが寄宿舎学校に入ったタイミングで、王都に引き上げてしまったのである。
 もし、この男が暴れ出したら、取り押さえる男手が全然足りない。
 この屋敷の男の使用人は、馭者コーチマン庭師ガードナー
 いずれも髭の真っ白な老人である。
 戦力になるか分からない上に、屋敷のなかから連れてくるにも時間がかかる。
 こういうときに駆けつけて主人の盾とならなければいけない従者ギュンガスはいまは外に行かせている。もっとも居ても役に立つかどうか分からないが――

「やめて! もし見つかったら――」
「この屋敷は男の使用人がほとんどいないんだろ。平気だって――」

 ウィルの不安を裏付けるかのように男がそう言った。
 反射的に、左のリサのほうを振り向く。

「いますぐに、ソフィアを呼んできて!」

 小声でリサに叫んだ。
 こくっとリサが頷いて、走り出した。――そしてコケた。また走り出す。
 ウィルは、周囲を見回し、壁の一点に視線を留めた。
 そこには装飾用の猟銃が飾られていた。
 壁からそっと猟銃を外した。
 後ろから銃身を覗いたが、なかに弾は入っていない。
 いざとなったら振り回して鈍器の代わりに使うしかないだろう。
 そして、再び穴のなかを覗く。
 どきっとした。
 すぐ見下ろす位置に、顎を上げるリッタの顔が見えたからだ。息がかかりそうなほど近い。

「や、やめてえ……」

 か細い顔でそう泣いている。
 リッタの股が、男の脇に抱えられ、勃起した男根がいままさに突き込まれようとしているところだった。
 そのとき――こんこんと扉を叩く音がした。
 金髪の男と女、そしてウィルまでもがびくっと肩を震わせた。

「お茶をお持ちしました」

 サリの声が響いたのだ。
 男と女は顔を見合わせる。お互いにぶるぶると首を横に振った。

「お、お茶はいらないわ……」

 リッタが蚊の鳴くような声でそう返答した。
 すると、がんと扉を叩く音がしたのだ。サリが靴先で蹴ったのだろう。

「お茶をお持ちしました」

 再び同じ声が響いた。サリは意外に強硬だった。

「いただく。いただくわ! で、でも一分くらい待ってね」

 出入りの商人にわざわざお茶を届けてやったのに、その態度はなんだ、そういう文脈なのだとウィルは解釈した。

「はい。砂時計で、一分お待ちします」

 お茶の抽出時間を計るのに、砂時計を使うことはある。
 サリの言葉に、わたわたとリッタと長身の男が服を着直す。
 少しして、サリが二客のティーカップをお盆に載せて、部屋に入ってきたときには、男と女は椅子に座ってそっぽを剥いていた。
 どうやら一分待たせた理由は思いつかなかったらしい。そしてサリのほうも砂時計など持っていない。
 サリはティーカップを並べ、ポットをそのまま置くと、

「ごゆっくり」

そう言って、一礼をして部屋から退出していた。

「おまえのところの客間女中変わってるのな」

 トサカの男がぽつりと呟く。

「あの子は客間女中というわけじゃ……あ……」

 喉が渇いていたのか、男がティーカップに茶を注いだとき、

「ん? これ、ただの水だぞ――」

男は眉間を寄せた。
 あの短時間で、お湯まで調達するのは不可能だったのだろう。

「やべえな」

 ――次の瞬間、男が椅子を倒して立ち上がった。
 ウィルは猟銃を肩に担いだままドアを突き飛ばし、廊下に躍り出た。
 隣の部屋では、長身の男がドアを開けて、周囲を窺っているところであった。

「動くな!」

 ウィルは男に向かって猟銃を構える。
 だが男は、ウィルの静止を聞かず、ウィルに向かって突進してきた。
 大柄な身体に似つかわしくない機敏な動きであった。
 その右手には小さなナイフが握られている。

(なんで、こっちに向かってくるんだよ!?)

 ウィルがとっさに猟銃を上に振り上げたときに、男はすぐ手の届く場所まで詰め寄ってきていた。
 長身の男の振り下ろすナイフの切っ先が目の前に迫る。
 そのとき、時間が飴玉のように伸びてゆくのを意識した。
 男の手に持つ切っ先がやけに鮮明に感じとれる。
 刃が一ヶ所欠けている。研いでいないな。調理人用のナイフだった。
 だが、体感時間が延びているだけで、男の切っ先を躱すことなんてできやしないと悟った。

(あれ、よく考えたら、ぼくはこの男を取り押さえる必要なんてなかったのでは……)

 ウィルはいまさらのように気がついた。
 なんて間抜けな――
 そのとき、

「ウィルが動くなと言ったら――」

長身の男の背後に、銀髪の少女が高く身体を浮かせていた。
 少女は華奢な両手をハンマーのように右から振り上げ、

「動くんじゃない」

男の首元に打ち下ろした。
 そのまま、あっけなく男はそのままつんのめって倒れたのだ。
 少女は髪の裾を輪のように広げながら、軽やかに着地を決めていた。
 気がついたら少年は、猟銃を振りかぶって姿勢のまま、後ろに尻餅をついていた。

「助かったァ」

 ソフィアが後ろから殴り倒してくれなかったら、かなりの確率で死んでいたことだろう。

「戦士として役に立てたようで、わたしも嬉しい」

 ソフィアは心底嬉しそうに言った。
 この少女は、この屋敷に来てから、重い石炭の入ったバケツを女中の代わりに運んだりと、牛馬のように扱われていた。
 繊細な仕事は向いていないので、他に仕事の割り振りようもなかったのである。
 さらに、朝夜とウィルに唇をねぶられ、身体をまさぐられるのだ。
 誇り高い銀狼族の神子としては不本意もいいところだろう。

「それはそうと――」

 ソフィアは、ちらっと視線を、ぴくぴくと床に伸びて寝そべっている男のほうに移した。
 まだ生きているということは、ソフィアには手加減をして殴る余裕があったようだ。

「この男は殺しておけばいいのか?」

 ソフィアの瞳が酷薄に輝いた。
 すると、ばたばたと部屋のなかからぶつかるような音がして、

「やめて! みんなわたしが悪いの……。お願いだから、この人を殺さないでぇ」

リッタが転がるように、男との間に身体を投げ出したのである。

「代わりにわたしが何でもするからァ。お願いです。若さまァ」

 リッタはそう涙ながらに訴えている。
 もうウィルは呆れた視線で見下ろすしかない。

(さて、どうしたものか……)

 だが、よく考えると、それはウィルにとって都合の良い提案であった。
 実際問題、ソフィアに目の前の男をどうするかと問われて、返事に困っていたのだ。
 こんな男を殺しても仕方がないが、かといって無罪放免にするわけにもいかない。

「とりあえず身ぐるみ剥いで、屋敷の門の外に転がしておいてくれる?」
「従おう――だが、あまり甘いと身を滅ぼすぞ」

 ソフィアは梯子でも運ぶように、軽々と長身の男を肩の横に担ぎ上げた。
 リッタは、何気ないソフィアの怪力を信じられない面持ちで眺めつつ、

「……あっ、ありがとう、ありがとうございます」

リッタは絨毯の上にぺたんを尻もちをついて、涙ながらに御礼を言ったのだ。
 気がついたらウィルに左右にリサ・サリが控えていた。三文オペラでも見物しているかのようであった。

「この屋敷で一番、密談するのに向いている場所はどこ?」

 左右の双子姉妹はさきほどまでウィルたちのいた衣装室を同時に指差した。
 少年は、腰の抜けたリッタの腕を掴み上げる。

「え、え、ええ?」
「言ったとおり、代わりになんでもしてもらうよ」

 そう言って、衣装室のほうまで引っ張り、部屋の中へと突き飛ばす。

「きゃ!?」

 料理人服の合わせ目を左右に引っ張ると、青い下着に包まれた大きな乳房がぷるんと震える。
 リッタの小さな肢体には、大きな胸とお尻が繋がっている。
 だが、見上げるリッタの目に愛想笑いのような表情が浮かんでいる。
 きっと若様なら乱暴にしないだろう、そう考えていることは明らかであった
 ウィルは手を一閃させた。
 渇いた大きな音が鳴って、はじめて、リッタは「ひいぃ」という声をあげた。
 女の頬を張った。わりと思いっきり――
 ――ウィルはさっき殺されかけたのだ。
 調理人の白いズボンを力尽くで引っこ抜く。
 白い上着を剥くと、青い一揃い下着に包まれた大きな乳房と尻が見える。
 ウィルはさきほど覗いていたときに聞いた言葉を思い出した。

『おまえは、ひと月に一度は男がいないと耐えられないからな』

 たしかに身体は小柄だが、男好きする身体をしている。
 腰回りが細いのだ。胸とお尻が大きいのでなおさらそう思う。
 まだ動揺しているリッタの腕を上から肘で押さえつけ、がっちりと顎を掴んだ。
 唇を吸う。
 少し舌を絡めたところで、リッタの背筋がぶるぶると震えた。

(――――?)

 すると青い下着の中央が漏らしたかのように湿っている。
 青いショーツの湿った中央に指を添えて、円を描くように掻き回してやると、

「あ、あ、あ! あんっ……」

びくびくと手足を震わせる。反応が過敏である。
 青いショーツを引きちぎるように脱がせる。おそらくは高価な下着だろうが気にはしない。
 ウィルがリッタの花弁に舌を這わせると、

「わ、若さま。そ、そのようなところを、な、舐めないで……」

そう途切れ途切れに訴えた。

「いままで恋人に舐められてるだろ?」
「そ、そんな淫らなことはしません!」

 どうやらリッタは教会の教え通り、なるべく快楽を味わうことのない性生活を営んでいたようである。
 胸の谷間で指を捻ると、自分でもびっくりするくらい、簡単に青いブラジャーが外れた。
 小柄な女性の豊満な乳房を鷲づかみにして、ゆっくりと揉み掴んでやると、一層反応が激しくなった。
 トリスほどではないが体格を考えると、かなり大きい。
 ウィルは花弁に集中する。
 舌を突き込み、掻き回すと、のたうつように女は肢体を跳ねさせ、

「だ、駄目ぇー!」

やがてリッタは痙攣をはじめ、すぐに舌先がぬるま湯で湿った。
 どうやらリッタの身体は感じやすいらしく、多感症と分類してもいいくらいかもしれない。
 男を必要としている身体だった。
 ウィルは避妊用のガムをそのまま、リッタの膣内に挿入する。

「んん」

 すると、異物感があるのか、リッタが金色の眉を悩ましげに顰める。
 これだけ洪水になっていれば、すぐに水気を吸って柔らかくなるだろうと思ったのだ。
 ズボンを下ろし、リッタの膣口に宛がった。
 下半身の茂みは金髪と同じ色をしていた。

「挿れてやる」

 ――である。
 ウィルは一度も抱いていいかとも、挿れていいかと訊ねなかった。
 そして腰を突き入れる。

「あ……あ、ああッ! ……わ、若さまのものがわたしのなかに……」

 ほぼ強姦なのにも関わらず、リッタは感じすぎて全身を震わせていた。
 リッタはウィルの背中に両手を回した。
 抱きしめ合うお互いの胸板の間で、大きな乳房が柔らかく潰れる。
 挿入して、深く抱き合った体勢で口づけをする。
 舌を掻き回すと、おずおずと合わせてきた。
 ウィルはそこで考えた――
 リッタをこのまま放っておくと、ふらふらと駄目な男にいいように利用されるだけだろう。
 ならば自分が支配してもいいだろう。
 目の前の女は、誰かに支配されないといけない性質をしている。

「リッタ。口を開けろ」

 小柄な女は、困惑するかのように、ウィルの背中で右手を彷徨わせた。
 やがて、女はこくりと頷いた。
 ウィルの下で、綺麗な桃色の唇をぱっくりと開いた。
 そこには舌が見える。料理人にとって舌は重要な道具であるはずだ。
 さきほど命の危険にさらされた反動なのか、ウィルの口内は唾液で溢れていた。
 下に糸をひく――
 ウィルは大量の唾液を、リッタの舌のうえに、ぼとりと落とした。

「飲んで」

 女は命令をきく意外の選択肢はないかのように、こくりと白い喉が上下した。
 料理人として、まがりなりにも腕一本で生き抜いてきた女が、少年に唾を飲み込まされているのである。
 ウィルはぬちゃぬちゃと腰を前後させる。

「あ、あん。あん。あん。…………いいッ!」

 リッタは嬌声をあげる。

「ぼくがこれから君の主人だ。もうさっきの男には会う必要はない」

 ウィルはそう宣告した。
 リッタは本当に悩ましげに金色の眉を顰める。
 せっかくウィルが決めてやったというのに、どうしていいか分からないとばかりに、リッタはぐずぐずと悩みはじめた。
 ウィルはリッタの頬を軽く張る。
 そうするとリッタは甘噛みされたかのように「ああん」と色っぽく溜息を吐いた。
 そして、リッタは下唇を情けなく歪めた。
 ぞくぞくとウィルの背筋に妙な快感が走る。
 本当に情けない女だ――
 この、どうしようもない雌豚をこれから――
 あれ?
 ウィルは、いま沸いてきた感情を忘れるようにぶんぶんと首を振った。
 変な性癖が根づきかねなかった。

「ここのところのリッタはどうしようも愚図だったね」

 だが、言葉責めだけは、そのまま継続した。
 リッタはみっともなく顔を歪める。

「自分でも辛かっただろ?」

 今度はウィルは一転して優しく言った。飴である。
 金髪を優しく撫でてやる。
 すると、リッタはぐずぐずと鼻を鳴らし始めた。

「はい。じ、自分でもどうしてよいか分からず……こんなことに……。あんっ」

 ウィルは腰を軽く揺らしながら、リッタの大きな乳房を鷲づかみにして揉む。

「だから、ぼくがリッタのご主人様になってあげる。これからはぼくの言うことに何でも従うんだよ」
「……はい。ご主人様!」

 ついに、リッタはうっとりとそう返答したのだ。
 こうして主人の必要な性質の女――リッタは、ウィルに従順を誓ったのである。
 だが、そこからのウィルは、さらに悪辣だった。

「リッタ。今月から給料半分にするから――」

 ウィルがリッタのなかに一際強く突き込みながら、そう宣告したのである。
 手練の色事師ですら、そこまでの要求は出さないだろう。
 だが一応、ウィルにとって理屈は通っている。
 高給取りのリッタの給料を半分にすれば、それだけで何人か調理女中を雇える金が捻出できるのだ。
 使用人の飯の不満も解消するだろう。
 だが、あまりに過酷な要求に、さすがに気弱なリッタも悲鳴をあげる。

「……そ、そんなァ、いくら、なんでも、ひどっ、あ、あんッ!」

 女の反抗を粉砕するように、ウィルはどんどんと突き込んでいく。
 給料を半分にされたら、さきほどウィルが引きちぎったような高価な下着はもう買えなくなるだろう。
 ウィルはさきほどの長身の男のことを思い出していた。
 マルク家の料理人が、あんな男にひっかかっていたことに酷く腹が立った。

「ぼくが君のご主人様になったんだから、今度はぼくに貢いでもらうよ」

 亀頭の先端に、膣内に挿入した避妊用のガムが当たる感覚がある。
 そんなに急には柔らかくならないものらしい。
 膣内で射精するには邪魔である。
 だが、その感触が、女の性感のどこかを刺激するのか、背をそらしながら、快楽に悶えている。
 豊満な乳房の先端を唇で吸いつき、右手で反対側の乳首をつまみ、さらに左手で女の肉芽を弄る。

「ひ、ひぎぃ」

 リッタは金色の短い髪を左右に振り乱した。

「い、いきそうです。もういきそうです!」

 女は急激に高まっていく。

「これからぼくの言うことを何でも聞いてくれるね?」

 ウィルは早口でそう訊ねる。女のペースが早すぎるのである。
 女のほうのペースを整えようと、ウィルはぴたっと腰を止める。
 だが、女は泣きそうに自分から腰を振り始めていた。

「……なんでも。好きに。言うとおりに、します! だからこのままッ!」

 じらす意図はなかったのだが、ウィルは熟練の色事師のように、女からその言葉を引き出したのだ。
 ウィルは腰を動かしはじめる。
 すると、数回突いただけで、

「あ、あ、あ、あああああ、いくっ! あああ!」

女は弓なりになって勝手に一人で達してしまった。
 やれやれとばかりにウィルは女の膣内から、ちゅぽんとまだ達していない男根を抜き放ち、そのまま仰向けに横たわる料理人の唇のなかに差し入れた

「ほら、舌を使って」

 女は、自身の腔内に入ったものに戸惑いつつも、のろのろと亀頭に舌を這わせる。

「下手だなあ。もしかして初めて?」

 女はぼんやりと首を縦に振った。
 教会の教えのとおりの性生活を営んできた女が、口辱性交について熟練しているはずがない。
 やがて女のほうが、本格的に動こうと絨毯の上にうつぶせになった。
 大きな白い胸が絨毯の上に潰れる。ウィルも絨毯のうえに尻を落ち着ける。

「ほんの少し、塩味があります」

 女料理人は、金髪を掻き上げながら、これまで鍛えた舌でそんな味の違いを申告してみせた。
 ウィルは亀頭の先端だけをリッタに咥えさせたまま、自身で男根をしごきはじめた。
 このまま任せていたのでは、達するまで一時間でもかかりそうだったからだ。

(でも――こ、これはこれで興奮する)

 先端を女の口に含ませながら、自分の手でしごくと、いかにも女を道具として使っている感じがするのだ。
 反対の手を下から伸ばして、リッタの白く大きな乳房をにぎにぎと揉む。
 ウィルの背筋をぞくぞくとした前兆のようなものが昇りはじめた。
 ぷるぷると少年はお尻を震わせる。

「だ、出すよ!」

 そう言って、料理人の舌のうえに思う存分、精を解き放ったのだ。
 どろどろと大量の精が料理人の腔内に溜まっていく。リッタは零れないように下あごを受け口にしていた。

「この味だけ覚えていればいいからね」

 女は頭を撫でられながら黙って頷いた。
 さらに、主人の発した逆らえない命令によって、女料理人は喉を鳴らしたのだ。


◇ 屋敷の女性一覧 ◇
女中長   1人 (トリス◎)
蒸留室女中 2人 (リサ◎・サリ◎)
洗濯女中  6人 (第一:ジュディス)
         (第二:イグチナ・ブリタニー△・シャーミア)
         (第三:アーニー・レミア)
料理人   1人 (リッタ◎)
調理女中  3人 (ジューチカ)
皿洗い女中 2人 (ニーナ・ルノア)
酪農女中  3人
客間女中  1人 (フローラ△)
家政女中 12人
雑役女中  8人
側付き女中 2人 (ソフィア△・マイヤ◎)
    計41人
お手つき 5人 (済み◎、途中△)




第十九話「女料理人の舌」へのコメント:
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